勉強の秋・脳の疲れにタイム・ゲラニオール

アロマテラピー

アロマノートをご覧いただき、ありがとうございます。今回は「勉強の秋・脳の疲れにタイム・ゲラニオール」です。

朝晩が特に涼しくなり、日が暮れるのも早くなると夜に家で過ごす時間が長くなりますよね、秋の夜長に読書をする方、新しい仕事に打ち込むためや受験シーズンを控え勉強に励む方、いろいろいらっしゃるかと思います

私は暖かくしてハーブティー片手に精油事典を引く時間が至福です

さて、今回ご紹介するのは“タイム・ゲラニオール精油”です

タイムはシソ科の植物で多くの種類が存在しています。その多くは抗菌・抗ウイルス作用が強く、感染症対策に使われる傾向があります。

そんな中、このタイム・ゲラニオールは約半分をリナロールが占めていて、その成分はローズ精油の主成分の一つでもありバラに似た甘みのある香りがするのが特徴です。

もちろん他のタイム類と同じく抗菌・抗真菌・抗ウイルス作用もしっかりありますよ!

香りというのは香りの種類を問わず、脳の活性化に良いと言われています。それは脳の記憶を司る海馬と呼ばれる部分の近くに香りを認識する嗅覚野があり、嗅覚野が働くたびに近くにある海馬も刺激されるためです。

さらにこのタイム・ゲラニオールは精油全体の特性として「脳強壮作用」というものを持っています。精油の中でもこのように明記されているものはとても珍しいんです。

この精油のもう一つの主成分のエステル類には神経バランス回復作用・鎮静作用などがあり、先ほどご紹介したゲラニオールという成分には抗不安作用があります。

ゲラニオールが属するモノテルペンアルコール類には神経強壮作用があることを考えると、それらの相乗効果で不安を取り除き神経のバランスを取ることで、脳の疲れをとり集中しやすくなり、精油全体の特性として脳の強壮に繋がるという流れが考えられます。

いつもご紹介している精油は食べられる植物も多く、食事で摂取することもオススメしていますが、このタイム・ゲラニオールは食用として出回っていないのと、嗅覚作用による効果が大きいのでぜひ精油を使って嗅覚刺激を楽しんでいただきたいと思います。

効果を得るためには間違えず“タイム・ゲラニオール”を選んでくださいね!

ディフューザーがある方は是非使っていただきたいですが、お持ちではない方も使用は簡単です。お湯を入れたマグカップに精油を数滴たらすだけ。お湯を沸かすのも面倒な方はお皿に塩を盛りそこに精油を垂らすだけ。(ティッシュペーパーなどに垂らしても良いですよ)

ぜひ素敵な香りに包まれて秋の夜長を過ごしてみませんか?

※ゲラニオールは子宮収縮作用をもっていて妊婦さんの使用は禁忌ですのでお気を付けください。

動画でのご紹介はこちら!