シミ対策にアロマテラピー!セロリ精油を使ってみよう

シミ対策 アロマテラピー

だんだん朝晩が涼しくなり秋に近づいてきましたね。毎年この季節になると夏の間に蓄積された肌ダメージが視覚化されてきます。

肌のトーンが思っているより暗くなっていたり、消えると思っていた日焼けが居残っていたり…日焼け止めクリームは毎日欠かさず使っていたとしても瞳が受ける紫外線ダメージで体は反応しています、完璧に防ぐのは無理なんですね。

今回はお肌の色素沈着に対抗してくれる成分を持つセロリ精油をご案内します

セロリはその独特の香りで好き嫌いが分かれますよね、原産のヨーロッパ・地中海沿岸地方でも17世紀に入るまでは食用ではなく兵士の強壮剤・整腸薬など薬草として使われていたそうです。

今は生食の他、肉や魚の臭み消しなどとしても料理に使われていて、βーカロテン、ビタミンB1・B2などのビタミン類やカルシウム、鉄などのミネラル、食物繊維などが豊富で漢方では胃潰瘍の予防・緩和、神経系を整える、利尿、血圧降下、鎮静、鎮痙攣などの作用が認められているそうです。

さて、肝心の精油について。

一番多い成分は前回紹介したレモン精油にも多く含まれるd-リモネン、これは肝臓・腎臓の機能向上に向けて使うことが出来ますよね。そして約10%程度含まれるとされるフタリド類という成分には肝臓解毒作用、肝臓排液促進作用、自律神経調整作用、抗色素沈着作用という固有作用があります。

肝臓はエネルギーを作り出す“代謝”、体に有害な物質を分解する“解毒”、脂肪の消化・吸収を助け老廃物を流す役割の“胆汁の生成・分泌”、そして“エネルギーの貯蔵”というとても需要な働きをしています。

肝臓の動きを活性化させることによってデトックスし代謝を高め、それにより肌や体全体の代謝、ターンオーバーを正常化させ、元気な肌を作り出すことに繋がるのです。

抗色素沈着作用があるのでお肌のメンテナンスに直接使っていただくのも良いですが、上記の理由でお腹に塗っていただくのも有効だと考えられます。

自律神経調整作用も持っていますので、ぜひ夜おやすみ前にお腹に塗り込みリラックスし体の内側から元気に、そしてきれいなお肌を目指しませんか?

セロリの精油がない方はセロリを天日干ししたものを入浴剤として用いることによって体を温める効能もあり、芳香成分がお湯に溶けて肌を軽く刺激し血液循環を良くして疲労回復にも効果があると言われています、料理で余った固い部分や繊維部分でもできますので是非お試しくださいね